ブロックエディタとは、文章や画像、表、リスト、コードなどのコンテンツ要素をブロック単位で管理するエディタです。
従来のテキストエディタやビジュアルエディタとは異なり、ブロック単位でコンテンツを追加や削除、移動、編集できるため、直感的で効率的なコンテンツ作成が可能です。
ブロックエディタは、Webサイトのコンテンツ管理システム(CMS※1)や、ブログ、メモ帳などのアプリケーションで採用されています。
※1・・・「CMS」とは、「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、簡単にいうとWebサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステムのことです。くわしくは→こちら
ブロックエディタのメリット
- 直感的で効率的なコンテンツ作成が可能
- HTMLやCSSの知識がなくても、レイアウトの変更が容易
- 定型文やテンプレートを登録して、使いまわしが可能
ブロックエディタのデメリット
- 従来のテキストエディタやビジュアルエディタに比べて、高度なレイアウトやカスタマイズには対応していない場合がある
- ブロックエディタに対応したテーマやプラグイン(拡張機能)が必要
主なブロックエディタ
ブロックエディタには、さまざまな種類があります。その中でも、代表的なものを
紹介します。
- WordPressのブロックエディタ(Gutenberg)
WordPress 5.0から標準搭載されたブロックエディタです。段落、見出し、画像、表、リスト、コードなどのブロックを組み合わせて、さまざまなコンテンツを作成できます。また、プラグインによってブロックの種類を拡張することも可能です。
- Wixのブロックエディタ
Wixのウェブサイトビルダーに搭載されているブロックエディタです。テキスト、画像、動画、ソーシャルメディアのボタン、地図などのブロックを組み合わせて、さまざまなコンテンツを作成できます。また、ドラッグ&ドロップで簡単にレイアウトを変更できます。
- Squarespaceのブロックエディタ
Squarespaceのウェブサイトビルダーに搭載されているブロックエディタです。テキスト、画像、動画、ソーシャルメディアのボタン、地図などのブロックを組み合わせて、さまざまなコンテンツを作成できます。また、デザインテンプレートから簡単にサイトを作成できます。
- Google Workspaceのブロックエディタ
Google Workspaceの文書作成アプリ、Google ドキュメントに搭載されているブロックエディタです。段落、見出し、画像、表、リスト、コードなどのブロックを組み合わせて、さまざまなコンテンツを作成できます。また、Google ドライブやGoogle Sheetsなどの他のGoogle Workspaceアプリと連携して、コンテンツを作成できます。
- Microsoft Officeのブロックエディタ
Microsoft Officeの文書作成アプリ、Microsoft Wordに搭載されているブロックエディタです。段落、見出し、画像、表、リスト、コードなどのブロックを組み合わせて、さまざまなコンテンツを作成できます。また、Word アドインによってブロックの種類を拡張することも可能です。
ブロックエディタの選び方
ブロックエディタを選ぶ際には、以下の点に注意するとよいでしょう。
- 作成したいコンテンツの種類
- 必要な機能
- 使用しているCMSやアプリケーション
まとめ
ブログやニュースサイトなどのテキストコンテンツを作成するのであれば、WordPressのブロックエディタやGoogle Workspaceのブロックエディタがおすすめです。
一方、Webサイトのデザインやレイアウトを重視するのであれば、WixのブロックエディタやSquarespaceのブロックエディタがおすすめです。
また、使用しているCMSやアプリケーションでブロックエディタがサポートされているかどうかも確認しておきましょう。